4.曲がり角に来た美容業界

この傾向が出てきたのが丁度30年ほど前から、美容理容学校の生徒が少しづつ変化してきた、理容科の
生徒が集まらず、美容科に人気があり、偏り始めてきた、それが20年前には美容科100人に対し理容科
が10人も満たないぐらいにはっきりしてきたのだから将来大変なことになるに間違い無いと思った、ある程度
修行を重ね、独立する美容師が増えてきた、これは当然の成り行き(結末)だったと言えるでしょう

理容科だけを閉鎖する学校もある始末、現在になってその飽和状態を克服するべく手を打たないと
どうなるかは見えてます、個性のある店舗、安い美容料金を打ち出す店、高いパーマ液や高技術で
料金で稼ぐ、大きな店舗化して集客をする、接客が良い店、とにかく人気店に集中しやすくなる、流動
性の高いのが女性客の常、もう手に職を付けたら食って行けるという時代では無くなってきている、

新店舗は開店してから10年が勝負、其のあとは経営も厳しくなってくるでしょうね、美容業界で稼ぐには
将来を見据えた対応が必要になるのが必須になってくるのは見えているようだただ今儲かっている
のでこのままで良いとは限らない世界、それから低料金チェーン店舗の驚異もある、店舗同士の潰し合い
が正にこれから始まる、

技術者、バイト、見習い人口は過剰気味といえるし独立もしたがる、もちろん当然の成り行きだが
店側としてはそれをいかに食い止めるか?先々予想して雇用しておかないと面食らうことになってきます、
従業員の独立で相当人数の顧客を連れてゆかれる店もおおくあるのが現況、だからといって技術をさせないで
おくこともできない、経営者の悩みは其処にあるようです、

それに今後考えられるのは24時間営業の美容、理容店舗の台頭、乱戦が予想されるどの業種にも言える
ようだ、混戦模様のスーパーチェーン、酒屋、タバコ屋、コンビニ、スタンド、喫茶店、過当競争は色んな所まで
拡散している、10万都市では200軒から300軒はあるという計算になる、私の住む地域の通り1キロ範囲内
に60軒ぐらいの美容店がある、そうなると他の地域も今後どうなるか予想が付きにくい、というより店舗乱立は
防ぎようもない

5.業界で生き残れる美容店舗は

まず考えられるのは短期(10年〜15年)で閉めて、新店舗展開してゆく方法、男性の集客増狙い、接客の強化、
低料金で勝負、喫茶店同時営業、手頃な化粧品販売、時間待ちの無い経営方法、ネット宣伝の強化、エステ、
ネイル、タトゥの出来る店、幼児預かり併設していてゆっくりできる店、各スーパー、スーパー銭湯が直接経営の
美容、理容店舗、カラオケ喫茶との併設、現在単体で経営する店が殆どだがそう安心している場合では無い
模様、化粧品店と美容室も限界点にきている、

しかし多角経営におけるリスク度は高いだけに経営的には厳しい、生き残るヒントは此処らへんの
決断力が強いられるは必至、一番苦しいのは数店舗を抱えるチェーン店、従業員30人店舗は一昔前なら
悠々自適だったが、現在は火の車状態というのが現実だと思う店舗拡大に乗り出すか縮小にするかが
問題、それと理容師を雇って理美容合同の店舗化、しかし理容師が少ないために従業員確保不足、これは
関西の安床チェーンが現実化している、安床チェーンとしては先駆けだけに相当なる成果をもたらしている

混戦、激戦、というより今では超飽和状態。激激戦と化している、もうどうしていいのか解らないというところが
本音でしょう、勢いで建てた借地での新店舗、土地購入して建てた大型店舗、これからその返済で苦しむ、
その計算が甘かったと気付いてももう遅いという、結果を考えていては前に進まないけど、現実大丈夫と思って
いたが顧客の移動こんなに激しいとは思いもよらない大きな壁に阻まれる、原因はただ何となくマンネリだけのもの、
女性はいつもほかにもっと刺激を求めて渡ってゆく、ネットで人気を得た店舗、このお客さんも新しい流行りの店に
動く、四面楚歌に落ち入る可能性が高い

結局どう談義してもとりとめが付かなくなってくる現実、まずひとつ言えるのは休まない美容店、常連客でも2回
行って休んでいたら他店舗にゆく、、これが一応原点になりそうです、今後注目されるのは24時間営業店
理容は8割ぐらいが定休日を実施している、これも近い将来動いてきそうです、美容の場合は組合としては元々
半数加盟だから影響は少ない、このまま推移してゆくだろうと考えられる、我が松阪地方でも10年前から24時間
スーパーができたけど、今一で24時まで営業に変わる、、今年また1店舗24時間ができた、電気代、賃金から
考えると不採算店になるのかどうか?美容店と同じく乱立による飽和状態が続いている、収入アップは景気の
浮き沈みも影響しているのも事実、

スーパーの動向を見ていると意外と美容店の今後の展開が読めてくるかも知れない、美容、理容界での最終
手段としてやっぱり考えられるのが24時間営業だ、これは誰もが思いつく手段だろうけど、成功するかどうか判断に
苦しむ、要するに採算が合わない、主婦や女性はまず深夜には来ない、夕飯時間も来ない、昼間で勝負するのが
妥当、それと立地条件がある、スナック、キャバクラ、ボーイズクラブ、深夜の女性をターゲットにした美容店、
これも仕事が終わってから髪を切ることもあんまり期待できないでしょうね、そこで考えられるのは時間限定美容
、高料金化して個室美容、お客さんに満足感を与えるという仕組みも馬鹿にはできない、まだまだ次から次へと
激戦区を乗り切る戦略が実施されてくるのは間違いない


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