16.アイロン製造停止の危機

不景気のあおりを受けてまず始まったのが理髪用アイロンの製造中止、各メーカーで徐々に始まっている
始め出たのがエッジアイロンといって数角の丸アイロンから今ではソフトアイロンパーマ用のコテ、種類は
沢山あるが需要が激減して利益が見込めないため、製造を辞める業者が増えている、それと値段が高価なため、
購入理容店が少ない、手頃な値段で一般的に使用されていたシルバーアイロンも製造を停止した、各社が出している
アイロンも危なくなっているのが現状、それだけアイロン系コテが使われなくなってきた証拠である、
要するに需要と供給のバランスが狂ってきたのその要因、

しかし手軽で時間が短く便利なアイロンパーマの愛好者は意外と多く、特に中年層から70代前後まで人気がある
8000円ともなると大変だが6000円台ともなるとプチ流行も考えられる、でもかける職人がいても道具が無ければ
これも無理な話でブームに水をさす結果となろう、特にパンチにはかかせない道具、シルバーアイロンの製造停止
痛い、もう殆どの理容器具賞のストックは殆ど無い状態ですから大変です、僕とこもストック用にと買い置きしたシルバー
アイロンコテも既に使用しているから先々不安になる、お客さんにそう話すと自分の分だけでも購入して欲しいとの話でした、

シルバーなら大体2万円までで買えるが違うものとなると3万から5万もする、お客さんが増えているならまだしも、
減りつつあるのにそんな高価な道具の購入は考えもの、試してみて良ければいいのだが、気に入らないかかり具合なら
何にもならないからです、長年かけ続けるとコーテングが劣化してそのうち溝が無くなってかかりが悪くなるのは当然、だし
コーテングが禿げた状況では技術の幅が狭くなり、難しくなってくるんです、今後画期的なアイロンを発売しない限り、この
アイロンパーマの将来性は薄い、アイロンコテ界の実情は非常に厳しい。


7、美容院、繁盛の条件とは 接客 ネットブログ 新技術 サービス 値段

人気美容店はバブル当時、高料金で勝負できた、しかし不景気になるにつけて、その傾向が大きく変貌してきたのは確かな事
普通パーマ、毛染め、ストレートパーマ等における料金も1万5千円を超えるのが常識化していた、化粧品、トリートメントを
プラスしたら2万円
しかしそんな美味しい時代では無くなったそうしている間に低価格チェーン店の台頭、当初低価格店舗
は注目はされていなかったが、昨今では時代の流れをも変える存在になってきたのです
しかし人気商売だけにすごく流行っている
店も
多い、まずその店舗の特徴は次のことが言える駐車場の確保,(いまでは当たり前のように思えるが大きすぎると流行って
いないように感じるから適当なスペースで良い)

適当な料金設定(カット3000円,パーマ5000円、カラー4500円、ストレート6000円)これぐらいが受ける金額、これ以上、下げ
ても
経営的に厳しい、上げても中途半端な価格帯になるお客さんにとっては明朗会計が必須、いまや常識と言える完全予約制
地元雑誌に載せているなど集客広告、接客術は勿論
ホームページ、ブログなどのネット媒体の完備、ハガキ、メールでのアフター、
、とにかく今の美容界への必須アイテムは駆使しない限りこの高競争に乗り遅れたら置いてゆかれるでしょう


繁盛のヒントは人気美容店を調べてみると確実にこれらをクリアーしているように思える、ただあまり安い値段では
安く見られ、100均一感覚で価値感がなくなるし、ある程度の値段でないと値打ちが無くなる、やっぱり安いところは仕方ない
感覚に陥る、地元の同級生も開拓の必須条件、来てもえるお客さんだけに固執するのも発展性が無い、要に同じ技術を提供しても
値段が高い方が美化されるようです、しかし高いのも良いワケでも無い、適時な範囲内での値段ということになります、人気が
でたが何か尻すぼみ感覚に陥る時が必ず訪れる、そこで前もってどう対処できるかというのが経営者の手腕の見せ所、この辺を
鋭い感覚で認知する、新店舗ならまずこの先10年をどうバランス良く乗り切れるかが勝負でしょう。


意外な集中効果(意外ちお流行っている美容店)

報道で日本一美容院が多い通りと言われたことがある、僕らの本通り(三重高校通り)、2キロの道路沿い付近にはおそらく60店舗
前後
が並ぶ、理容店は7軒、僕の店から見渡せるところに9軒もの美容店がある、でもみんなそこそこ繁盛しているように思えるんです、
だから閉店もしない、そこには緊張感があり、高競争で厳しい世界を乗り切っていると感じる意外と他の地域からお客さんが集中して
きているのが要因、のんびり気楽に営業している姿は無い、もう乱立、混乱を凌ぐ状態ですね、

それに比べ理容店はのんびりしたものです、少ないからですね、一人でやっている店が6軒、夫婦が1軒です、だから発展性は無く
向上性は低い、奥さんの場合昼間だけ営業、夕方はしない状態は無理もありません、旦那さんは会社員、昼間だけでも結構なパート
になるのです、従業員を雇っている店は無し、あっても家族従業員のみとなってます

軒数は減りつつあります、7軒の平均年齢が66歳という高齢なのですが今後半数に減る可能性を含む、それに新しい技術に挑戦すると
いう姿勢はまったく無い、ただ下手なパートより随分良い、健康さえ維持できれば定年がないし、食って行けるだけはあるということ、これは
若い頃苦労して免許を取ったお陰でしょう、手に職をつけておけという昔からの謂れ通り、しかし美容に関しの将来は少し違うようです。



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