理容、美容業の戦いは続く


接客と高技術の理容業


接客に長けているのは理容、技術的には繊細なものを持っている、美容はセンスと技術、互いに切磋琢磨しているんですがどちらが良いとは
言えないところがある、流行っている店が良い訳でしょうが美容は顧客の流れは早い、理容は地味だが固定率は高い、しかし年代層は高い、
要するに若い子の継承者が事実上皆無に等しい所があります、理容店舗数は少なく理容は全体の3割、美容は7割と多い、若者のカットは
美容がここ10年での食い合いに勝利している、美容は全般的に値段が高い事と安美容が台頭しつつあるのも問題点


理容は出張の仕事にも力を入れてきている、世間は高齢化、老人施設の増加、散髪をどうするか問題化しているのも現状、出張に頼るのか
各施設で理容、美容店へ連れてゆくという形も多い、各グループホームでは大体20人前後、ローテで行っているケースが多い、各老人施設も
乱立してきている、理容師は高齢の為、これ以上の多忙は困難になっているから、難しい点もある、ようするに需要と供給バランスがとれない
全国の理容組合で平均年齢は65歳以上になってきている、若者が少数にてこれもバランスがとれていない状態、急に理容店が増えるという
傾向もないので新店舗としては安床チェーンぐらいしか望めない


理容業が生き残れるためには

いまのままでゆくという店舗はまだまだ多く、進展性はあんまり無い業界です、しかし身に迫る危機感は持ち続けているのも確かなこと、
何かをしないといけないことは解っているが60歳も過ぎると現状維持でありたい気持ちもある、この先いつまで出来るかの問題もあります、
引退も後継が無いことから自らの先を案ずる事もない、ということから外装も直さない、店舗改装もしない、其処らへんがお客さんからみる
と入り難さを感じさせられる現実、高年齢から新しい技術に挑む気持ちも少なっている

まずチャイルドコーナー充実、学生の超安値化、低料金化、普通の接客で¥2500円〜3000円でフルコースの料金が妥当、高齢者
にはゆっくり癒される雰囲気作りも必要、組合から脱会店舗も多く昨今組合員も料金の自由化してきているから問題は少ない、もう独占
料金は古い話となってきている、最近では組合を抜け、安床並の料金で勝負している店(¥1000〜1500円の店も増加傾向もある、
まず若者の増加も必要、いま若者が床屋へ入ってきつつあるが、これも少数だが、これも馬鹿にはできない、しかしまだ1〜2割ぐらいしか
無い
顔そりエステの強化、アイロン技術の推奨、幾つかの方法がある、女性カット(顔そり技術他)を安くしてあげる、出張散髪の積極的参加、
中には高料金でも良いという顧客もいるから、高料金店舗も考えられる、料金は4500円から5000円、無料で飲める自販機の設置と
高サービスが必須、勿論エステも含めての話、しかし年金生活のシニア層は特別低料金化は必要です、少なくともこれら生き残るには
どれかを採用してゆかないと生き残ることはできないと思う


画期的な策はないのか

地味な事だが理容師自体の健康の維持、毎年健康診断はやっているが非組合員は参加していない、何時までやれるかの問題です、高齢が
多いためでもあります、攻撃的に進む年代は30〜40台の理容師が中心だが全体的に言えば現状維持がほとんどを占めている状態が続く
組合組織の段階は過ぎた、大きな組織で宣伝して盛り上げてゆくという時代ではなくなってきている、会費を払っているわりには宣伝が微々、
個人営業になるつつある理容業、組合員内では大きな組織で動いているようで案外身になっていない、

当然の如く組合脱会が続いているのは事実、だったらどうするの?って事になる、構造的楚歌、不況時代にはいっているようです、若い子の
店はホームページの設置、しかしこれも更新が無いと一般から見付け難い、ブログ、ツイッター等、しかし高齢者の理容師はできない、そうなると
個性、特徴ある店舗経営方針、得意な技術の充実、誰もがやっていない技術を磨く、これら自分の店の独自性をだす、もうこの歳だし新しい
技術の会得が苦手と思われる高齢な理容師、でもそう言ってはいられない時代がやってきている、器用な理容師ならやってやれないことは
無い
、決して楽して儲かるような画期的なものでもない

もうひとつ着眼点としては高年齢化時代

各老人施設としては特養も含め散髪問題がある、増えてきているグループホーム、いまそのお年寄りの散髪をどうしようと考えている施設も
多いことです、20人以上抱えるホームではいま2〜3人に分けて理容店へ送り迎えをしている施設がでてきています、施設内では顔剃り
や洗髪ができにくいので理容店へゆくという形が増えてきてます、この先10年〜20年にもなればもっと増加の道を辿るでしょう、特に多いのが
団塊の世代、いま66歳から68歳の年代、20年も経てば特養老人施設が当然必要になってくるでしょう、老人が溢れるのは目に見えてます
各施設に理容店があっても不思議なことではないということです、だから定休日に施設で1日営業する時代もやってくる


10年先を見据えてみれば

その頃ころにもなると理美容界は相当変わってきていると思う、オリンピック後の景気低下、老人施設の経営困難、理容師不足、美容師数
の増加による飽和、構造的不景気、安美容、床屋)チェーン店(経営悪化)、これは理容組合の崩壊で個人安床店の乱立、要するに需要と
供給のバランスが供給過多に陥る、そこで考えられる事は理容、美容の免許統一化が行われる、いまでも理美容学校の理容科の廃科が
全国的に2割から3割ぐらいにも達している、三重県で3校あるが2校は既に廃科になっている、

統一されれば美容でも理容でもおなじような仕事ができる訳です、美容師も簡単な講習、実技で免許が持てるし理容も同じく美容の仕事が
出来るようになる、飽和状態の美容師が理容の仕事に向けて切磋琢磨してくるという事です、しかしそう簡単に双方の仕事を習得できる
訳でもなくその後学校の生徒が卒業して力を発揮するのは、その10年後の話になる可能性があることからはっきりその効果が現れるのは
いまから20年後の話になるでしょう、理容組合員が反対運動をして統一化が流れる可能性もあるがその時点で既に弱体化していることも
考えられる

起死回生の一打はあるのか

ない訳でもない、全理連組合のPR活動が活発となれば動く可能性がある、そこも問題がでてきてる、組合員脱会が続き、中央への活動資金
の不足、理容は世界にあり、どこもかしこも問題を抱えているのは確かなことだ、美容志向に走る若者の取り込み、中年にもなると髭が濃くなり
顔剃りのできる理容に流れる可能性も秘めている、しかもその時点での理容の売りは「安くて高技術の理容」これが必須条件になりそう、
大体理容業は高年齢化して若者の理容師は2割程度、その姿勢も消極的になっている昨今、そう容易いことで利益が増幅できるには程遠い
段階にあるようです


一時考えられたのは美容店が理容師を雇う

理容師を雇入れ理容の仕事を美容店がする、免許があれば良いのではないかということ、そうなれば美容店でも顔そりをやって貰える
という話になる、しかし美容店は理容の仕事とはすこし違うところがある、主な仕事が出来ず、顔尻り中心になるから高い給料は望めない、
免許にしても二つ取るのに4年もかかるんですから大変、夫婦で理容、美容を営んでいる店はあるけど、どちらつかずになる場合があるのも
確か、理容、美容の法律が変わらない限り中々上手くゆかないという感じである、ともかく美容店が増えすぎた、色々今後考えてゆかないと
理容とて、美容とて厳しい環境下に置かれるのは必死、都会も地方も飽和状態で色々索を練っている段階にあります、生き抜いてゆくために
試行錯誤を強いれられるのは間違いないでしぃう、


戦いはこれからが本番に

高競争率を勝ち抜いた美容師もこれからの戦いで勝負は決まる、低料金店舗に顧客を取られた理容業は特に厳しい環境下にある、両業種も
生き残るのに必至状態、好景気になればなるほど、この職業に付く若者は少なくなってくる、不景気で働くところがなく、仕方ないから手に職
でも付けておこう感覚におちいっている、おそらく美容師は今がピークで段々と減少の一途を辿ることでしょう、将来が厳しくなってきて
いるのが要因、美容店舗の密集地区で2キロ四方で60軒は凄い数で飽和状態、ということはその戦いも熾烈だと思う、そろそろ本気になり
対策してゆかないと
廃業に追い込まれる、それと同じく理容もうかうかしておれないと実感して来ている、戦いの始まりはこれからでしょう


理容業は第三次恐慌時代へ突入

第一次は若者の長髪の流行で不景気に入る理容業だったがここは特殊技術(アイパー等)で凌ぐことができた、第二次はオイルショック、
ニクソンショック、続く不景気の影響で散髪する期間が延びて苦しい時代に入ったがこれもパンチパーマの流行で何とか凌ぎきった、第三次は
現在であります、リーマンショックからの景気の下降、安床、美容チェーンの台頭、これに対応すべく料金の値下げ競争に拍車がかかるでしょう、
そこで高料金店と低料金店の格差が生じ、中途半端では食ってゆけない時代になりそう、理容業も画期的な技術の開発、個性のある店作りに
精を出してゆかないと理容も美容も廃業に追い込まれる可能性もでてきた、正に手に職があれば食って行ける時代ではなさそうです


美容店が閉店しない訳 理容店が廃業する訳 どちらも危険資質を含む

こんなに乱立化している美容店が何故、閉店に追い込まれないのか七不思議だと世間は言う、他の業種なら当然あること、一般の人に聞かれる
ことも多い、絶対人数から考えてみると不思議な出来事でもある、他店舗化している美容店は一見派手に見えるが中身は火の車状態、儲かる
時代は去っていったという感はある、一昔前にもなると女性は高い金をだしても自分の髪にはこだわっていた、普通15000が相場、当たり前で
料金を払っていたんです、それに化粧品、シャンプーとか付帯する料金も課さみ20000円にもなっていたようです

そうなれば儲かる訳です、賃金も働き手が多いが上に低い賃金で雇うことができる、しかし今後そう先見する妙味は薄れてゆく傾向にあるのも確か
な事、乱立傾向は20年まえぐらいから始まっている、新店舗で始めて10年は持つでしょうがその後ジリ貧になってゆくのが普通、ある程度の常連は
確保できるが顧客が流動性を持ち、そう売上は伸びなくなってくる、そうです今の美容業は10年が勝負、それと従業員が独立すると顧客が減って
しまうのも脅威、それに美容店が今後の展開次第ではやってゆけない時代も見え隠れしている

いま続いているのが理容店の廃業、後を継ぐ者が居なくて高齢になり廃業が増えてきているのが理容業、高齢にもなると結構な重労働、運動量は
少ないがシャンプー等など負担が大きいこと、細かい仕事が苦痛になってくるんです、それと病気で廃業せざるをえなくなる、でもどちらも日常のは
欠かせない仕事、需要はある、若い層でも理容ファンはいるだけにそう見捨てたものでは無いということ、理容組合組織も崩壊の危険性を帯びて
きているのが現状、でもやりかた次第では大きく化ける可能性も含む

美容8割、理容2割の時代がやってくる 理美容学校が危ない

正に今後、7割美容、3割理容の時代が壊れてゆくのは見えている、それぐらい美容店が急増しているという、この事実に両方の業種が頭を抱えて
いる、そうなってくると理容業はどう対策したら良いのか、非常に難しくなっているんです、同業者(美容)間でも一段と食い合いの世界におののいて
いるのが現状、絶対顧客数は増えていないに、美容店が増え続けている昨今、この先10年後にはどうなってくるのかは目に見えています、経営困難
になり廃業が増えるということになります、それを早くに想定して経営してゆくしかない、光明がさすとしたら好景気が一つ、不景気だと厳しい、反面
不景気だと理容師が増えることで、なり手が増加、それもそうは見込めない、

このアンバランス状態が続くと大変な事になる、そうです理容業が消える、既に専門学校から理容科が消えつつあるのも昨今、ようするに専門学校の
経営難が起きてくることになる、理容科が無いし、美容師が激戦ということで生徒が激減下してきたら、どうしょうもない、理容店も不景気で見習いの
生徒を雇う店が無くなってしまう、正に四面過疎状態に陥る、大病院の中に理容室を設けるが入り手の理容師が居ない、ともかく絶対数が少ない
理容師は考えようでは貴重な存在だ、その2割の理容師はいまや金の卵的な存在とも言える、特に若い理容師は頑張れば何とかなる


高齢化した理容業と若者時代の美容室

地方から廃業が広がっている理容業、未だ続く美容店ラッシュ、理容新店舗は年にして1軒あればいいとこ、まったく無い所も多いのが現状、給料が
良いから安床で働く人も多い、、時代は変動してきているのが解る、要するに高額で従業員を雇うお店が無くなってきたことを示している、なり手動向を
見てみると理容の方が妙味があるのは確か、美容は非常に難しい段階に入っている、修行して独立するのに厳しい環境化にあるから、美容で一儲け
してやるという感じでは無くなりつつある、一昔前では高額の料金が期待できた美容業、その競争は異常にも等しい状況、所詮限られた人口を取り
合いして営業する社会、飽和状態は今から続くでしょう

理容が生きてゆくにはその特色を生かさないとこれも厳しい、考えてみれば若い理容師の先見は明るいとも言えよう、数が少ないと努力次第で何と
でもなるし、儲ける事もできる、まずセンスのある店作り、入りやすいお店にする、そこで特徴ある理容技術で勝負してゆかないといけないし、接客は
勿論、お客様の満足行ける技術を持つべし、例え高年齢でも若者が入るスペースは有るものです、その為にはエステ、アイロン、顔そり技術の洗練
が大切になってくる、今のお客様を守るだけではジリ貧になるから、前向きな姿勢は大切になってくる、それと一般のお客さんからみれば理容師自体
のヘアースタイル
も見られているということも考えておかなければなりません



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