最近の理容業界

.減少している理容店舗数

昔、理容の店舗数は相当多かった、しかし、今時、減少の傾向が続いている、20年余り、専門学校の理容生徒が10人も満たな
い状況が続いてiいたのだから仕方ないのが現状、僕の住んでいる松阪も開店した頃からは半数ほどに激減、平均年齢が
60歳台とまだまだこれからも廃業されるお店が増えてゆくでしょう、それに比べ美容店が乱立、厳しい競争の時代がやって
来てますこちら地区にて本通りだけで、美容50店舗に理容が7店舗と大きく美容店が優っている、そして低料金のチェーン店
が3店舗、正に戦国時代と化している、市全体では何店舗あるのか?恐ろしい軒数なのは確か、誰が生き残れるのか


この状態が続くと高年齢の理容店廃業、美容店舗の乱立による経営危機、低料金チェーン店の価格争いと高年齢化、美容の
特典は高料金が取れること、女性は意外と頭にお金をかける、男性は年金生活になるとお金をかけられない、しかし美容も
人気商売だけに何時までも続かないのが現状、ほかに良い店ができるお客さんがとどんどん動いてしまうのが欠点、その点、
理容は長年通い続ける人が多い、

この競争に勝利するのはどんな店舗か、考えられるのは個々に特徴を持つ、技術が必須となってきている昨今、個性の
ある、どこにも無い技術が無いと勝ち抜いてゆけないことだ、美容であれば店舗の綺麗さ、若さとセンス、高料金、若男性の
集客力、理容で言えば美容に無い、アイロン技術、顔そり、エステ、角刈り、この辺が勝負どころ、カットに関してはどちらの
業種にも重複する、勝負としては美容に軍配が上がるでしょう、


2.消滅しつつあるパンチパーマ、パンチアイパー

完全に消えるということは無いと思うが、世間的にダークイメージのある、ニグロやハードパンチは厳しいところもあります、
しかし根強いファンもいることから完全に消えるという事は無さそうです、30年前にブームj時代の職人が60〜70歳になって
しまい、若い理容師に伝達されていないという所が問題化、50歳以下の理容師がアイロン技術をやらなくなったという事です、
ゆるいアイロンは残っているが本格的なハードパンチは明らかに激減するのは必至です、世界的にいってもパンチパーマという
知名度は薄く、日本独自の技術となるでしょう、パンチアイパーはパンチのコテを使ってアイパー調にかけるんですが、近い
将来、お店で(パンチアイパーをかけてください)言っても(何ですそれって?)いう時代は来るでしょう

◎アイロンパーマの長所、

1.セットが簡単 2.施術時間が短い、普通なら1時間〜1時間半、ニグロだと2時間弱、 3.難毛が硬毛化する
4.薄い毛に欠けると増毛効果がある、5.同時毛染が可能 6.ソフトアイロンなら2〜3ヶ月は長持ちする
5.料金的にも安い 施術時間は1時間20分ぐらい

◎欠点

1.強くあてると毛が痛む、 2.細い毛だと強くあたると毛切れの原因となる、 3.1ヶ月半ぐらい経過すると寝癖が直しにくい
4.高熱なコテなので地肌にあたると火傷の危険がある 5.土日の繁盛時間帯にやってもらえない 

◎ハードパンチ、ソフトパンチどちらが長持ちするの?

ハードタイプは1ヶ月弱のローテ、ソフトタイプは一ヶ月半から2ヶ月半、しかしそれぞれ長所、短所があり、ハードタイプは
かけている部分が短いため、1ヶ月ぐらいでつむじ部分から割れ始める要するに寝癖がつく、早い目の
施術が必要、ソフトは、セットが必要になってくる、毛の絡みが少ない分、長持ちがする、なかには3^4ヶ月
持たす人もいますね、ハードは手入れが要らない、ソフトは髪型にこだわる人に適しています、料金的には後者が安い


アイロンは何が一番良いのか

まず、最初に流行したのがアイパー、次にテンション型のエッジアイロン シルバーアイロン、元巻アイロン、
次にダメージの少ない丸アイロンとに分かれる、40年ぐらい前にはグループサウンズの登場で若者に長髪が流行、
理容界が危機に陥る、そこで考えられたのが平コテを用いての技術、アイパーが登場、相当なブームになり、
何とか危機を回避した、リーゼントやサイドバックのスタイルはカッコ良く業界の救世主となる

普通根元を折り中段を折込みこれがアイパーとして人気があった、次に出てきたのがパンチパーマ、カールが綺麗で
長持ちするタイプのヘアーがトラックの運転手、建築、土木業の間で爆発的に流行、いま50代〜60代の人はおそらく相当な
ひとがかけたことがあると思う、女性では硬毛のおばちゃんがかけるようにもなってきていた、しかしショートタイプのハード
パンチ、ニグロなどはダークイメージもありするひとが激減、30代から50代の理容師さんは丸コテを使用したソフトタイプに
挑戦しているが中々以前のパンチのようなヒットには及んでいないのが現実、

いまも要望があって残っているのがパンチだがこれは非常に熟練を要し、技術の幅が狭いしリスクもある、これができる
技術者は年齢で言うと60歳から70歳までの理容師、70歳ともなると廃業される方もいて、パンチをやれる技術者が激減、
している、それに夫婦で営業している店が多く、長い時間がかかるアイロン系パーマは混雑する時間帯に予約が入れられない
のが今の現状、要するに理容師自体が面倒な仕事を避ける傾向にある、いわゆる常連さんを守るのか、気難しそうな一見さんを
取り入れるかの判断を強いられる、年齢が増すと前者を取ることになりそうです、


時代は繰り返すというが違う形で登場することは間違いない、

 2.曲がり角に来た美容業界


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