ハサミ関連

よくある質問より



ハサミの研ぎ方



ラインダー、大熊式研ぎ器、これらを使用して一般的には研ぎます、手研ぎもありますが角度が一定しないので難しいと思えます、まず40度から42度に合わせ荒砥石を使って荒研ぎを行います次に中荒で研ぎ、裏刃が軽く返ったら次に軽く裏刃を研ぎ、細かい砥石に変えます、角度45度にして裏刃だ返るまで研ぎ、次に仕上げ砥石で仕上げます、それでまぁ〜3ヶ月は使用できます切れ味が悪くなったら同じ工程で研ぎます、鋤ばさみは角度が甘いと噛む事があるので50度前後で手研ぎで研ぎます、買った場合で殆ど角度などできあがっている場合、中荒の砥石で45度にて研ぎ込みます、裏が返ったら慎重に返しを研ぎ、仕上げの砥石にて仕上げます、研いだばかりのハサミはまず開ける操作から始め噛まないように閉じます。




ハサミを落として刃が欠けた

それは大変ですね、使い慣れた大事なものだけにまた使いたいものです、問題は欠けた部分の大きさです、大きければ大きいほど直し用がありません、拡大鏡でよく見て判断しましょう、よほどの事がない限り、修復はできるとおもいます、ハサミ研ぎ器でまず40または43度で欠けた刃が無くなるまで研ぎ込む、それまで根気をもって研いでみましょう、グラインダーがあればその方が早いです、そして45度で刃を研ぎ仕上げたら良いと思いますハサミが使いすぎにより裏梳きが狭くなっている時だったらついでに研ぎ屋さんに出す方法もあります



ハサミの指穴へ入らない

大体はすこし余裕の穴のハサミを購入しますが、ぎりぎりの穴のハサミを買った場合、こういった事があります、ごそごそになって来た場合は指にテープを巻いたり、反対に狭い時、ヤスリやグラインダーですこし穴を広げます、丸ヤスリで簡単にできますよ、親指は入り過ぎないように第一関節までで、薬指はすこし緩めでしっくりする程度が丁度いい、薬指は第二関節でゴソゴソでもキツいのもいけません、薬指を入れて親指を離した時、ハサミが落ちないぐらいが良い



ハサミの刃先が切れなくなって来た

分消耗して鈍刃になってきています、それと使いすぎて裏の梳きが甘く(ベタ)なってます、まず直すには裏梳きに出すのが一番なんですがその前に先刃の噛合せが上手くいっているか調べてみる、横から見てハサミの隙間が上手くいっていいるか、ネジがゆるすぎないか、ハサミの刃先噛みあわせが悪いと切れません、刃先がベタになり隙間が無い場合切れが悪い、またヒットゴムでも調整します、調整ができたら、テッシュを切ってみてみましょう、それでも切れが悪い時には虫眼鏡などで刃先のつき方を調べます、刃がのつていない時布は悪い、最後の手段としてハサミを荒砥石にハサミを縦にして刃がのっている部分まで削る、ハサミの長さが短くなるけど、また使用できるようになります



ハサミを研いだら噛んでしまった

道具屋さんのハサミなら普通噛むことはありまえん、研ぎ方の角度が45度以下で仕上げてませんか、普通2段刃でとぎ込むんですが2段目の歯が荒かったり、鋭かったりすると噛みます、刃線の丸みが笹刃だったりまず噛まないでしょう、それが荒砥で直線刃に近づけば噛みあわせが7悪くなり、開閉が止まってしまいます、あまり強く開閉いすると刃が欠けて余計に難しくしてしまいます、もう一度45ぐらいで研ぎ直し、軽く開閉してみてください、順序は最初開けるのが先で閉じるのは跡です、そして水に濡らした髪を軽く切って慣らしてください
最初から太い固い毛を切るときは最新の注意が要ります、一番良いのは45度から47度ぐらいで、それ以上太鼓になると切れが長続きしません



ハサミがカシャカシャ音がする

これは刃が荒くて音がするんです、よく調べると微妙に刃こぼれしてます、散髪しているお客さんからはしてみると耳障りなんですよね、裏刃が切れている場合もおなじ音がしますのでまず裏砥から始めるわけなんですが繊細な刃こぼれが大事な要因なだけにまず研ぎ直しが必要です、荒砥石から始めて2段刃を付け確り裏研ぎをしてゆきます、仕上げが終わつた段階でネジを締め、ここで大事なことはハサミを閉じた段階で慎重にまず開けてみます、それから軽く閉じてみます、ハサミが途中で止まったら心配、上手く閉じることができたら、開閉してみますがここで音がしたらもう一度研ぎなおしする必要があります開閉してみて音がしなかったら成功です



ハサミ、音がする(使い慣らし)

て研ぎ終わったら今度は使い始めが大切、太い毛を直接バリバリ刈ってはまた刃こぼれして元の状態になってしまうことが多い、柔らかい毛(水分を含む)から軽く刈始めます、それで慣れてきたら普段の刈り込みができるようになる、そんだけ敏感なものなんです、開閉時すこしネジは緩めで行います、それで大丈夫だったらもう一度ネジを何時もの強さに戻します、ネジは適当な締め方でないと疲れたり肩が凝る症状ができてますので自分の楽な状態にするようにします




ハサミが毛を引っぱる

多分ハサミの先端のかみ合わせ不十分、それからネジが緩すぎる、先の刃が付いていない、ハサミの隙間が一定していない、刃先が甘い、横から隙間をみて刃先が浮いている場合、引っぱったりしますね、これはアイロンについても言えます、それとは刃線がまっすぐ過ぎてもなります、笹刃が理想的、円すぎても毛が逃げる傾向がでます、これは一般論でネジを緩くする職人さんも強くする人もいますが人それぞれハサミは使いようでどうにでもなります





ハサミの選び方

まず自分の指に合うか調べてみる、開閉が自然に行える、上刃と下刃の隙間を覗いてみる、隙間が抑えてみて刃先から付いてゆくか調べる(すこしネジを緩めさせてもらう)、指穴は開閉した時にしっくりするものを選ぶ、それで実際に使ってみて少し違和感があれば返品するわけにもゆかないので、自分で調整する、自分の角度に合わせるようにペンチ等で指の部分の柄のところを曲げる、上の刃も同じく曲げる、軟鉄は簡単にゆくがコバルト等はすこし強い目に曲げる無理をすると折れる場合もあるから要注意、状況によりパッキンを追加する事もある、ともかく最初から自分にフィットするものを選ぶことが大切




ハサミをオーダーしたい

これは個人交渉になりますが鋏を作っている職人さんとこで直接交渉が秘訣でしょう、ハサミ屋さんでもできそこない、失敗作を処分したいものなんです、そこそこは出来上がったものですが小さな傷が付いたり、難アリ品が必ずある筈です、要するに売り物にならない品物、それを買い入れ使う方法、それと自分の指に合わせたハサミを作ってもらう方法と条件付きで作ってもらう方法、難アリを引き取り、オーダーを頼む方法、どちらにも利点がありますよね、これらは個人交渉である程度な程度安価で作ってもらえるのは交渉次第、これは昔の話ですが



梳きハサミの研ぎかた

原理は普通のハサミと同じです、問題は角度です、あまり鋭角だと鋏が噛みますので注意したい、、普通の角度(45度)では多分噛むことが多いと思われます、47度ないし50度が最適、噛み合わせは閉じるのが後で初めに開くのからがいいです、それも慎重に行う、裏馬刃の返りを取るようにしながら、このスキバサミだけは手砥ぎでも結構ですある程度の隙間調整してからネジ軽めのほうが無難



縦梳きと横梳きの刈り方

梳きハサミを横ないし斜めに梳き刈する方法と縦に梳く方法が有ります、毛先が柔らかい感じがでます、レザーカットもよく似た風に刈れます、普通のハサミで縦刈りする方法もある、毛を立てたりする時に便利な方法、スキ鋏での刈方は中間部も切る場合があるので少し高度な感じはするが理容に多い、、毛先を縦に刈る方法は美容が多い、レザーによるカットは毛先が細くなり傷みやすいという欠点もあります、毛量が多く固い毛には最適な刈り方です



直下ハサミが安定しない

親指の穴が緩くはないでしょうか、親指だけを入れて静止してみてぐらぐらするようでしたら穴を狭くする必要があります、穴が狭い場合も考えれます、その時はヤスリやペーパーで削ってみるとよい、緩い時は親指にテープを貼るかハサミの指穴にテープを巻きます、そうすることにより安定した直下ハサミができるようになります、手首の捻り(曲げ)方が甘い時も安定しません、確り固定したほうが良い、特に角刈り、スポーツ刈りには大切な技術ですので




自分のハサを持ちたい

ホームセンター等で購入できますが専門的なものともなると理美容専門業者からの通販がいいでしょう、値段は3000円ぐらいから、上はキリがないかな、安いものともなれば100均一でもあるが切れがイマイチでネジ穴がないのもあるし開閉が重くて散髪するには使い辛い所もある、問題としては指穴が自分に合うか、これは手にしないと解らない、一番確かなのはり理美容院の出入り業者を紹介してもらい、実際に其処に行って手にしてみること、しかし殆どが高くて手がでないのが現実でしょう
一般では自分で研ぐことは出来ないので使い捨て感覚が必要です


梳き鋏の長所と短所



お店のハサミ売り場にゆくり、片方の刃がギザギザの鋏を見かけます、それが梳きに使うものです、毛量を半減したい時に使いますがこれは意外と高度な技術といえます、殆ど感覚で切りますから難しい、普通毛が多い部分を梳きますが梳きすぎると真ん中のきった毛が立つ、分けたりするとそうなります、反面上手く梳くと毛が寝やすくなりセットが簡単にできます、しかし次にカットする時梳きを少なくするようにしないと梳きすぎる傾向が生じますので注意です、特には縮毛の人に有効です
素人は高度過ぎるため至難の技ですがあまり根元をあまり梳かないように真ん中部分から梳けば意外と簡単にできます刃は切れなくなったら砥石を使いますがなるべく研ぐ場合刃角度は50度から52度ぐらいが良い、角度が50度以下になると噛む可能性があるので注意



ハサミの指穴が狭い



指の通りが悪くなった時、いままですんなり通っていたものが悪くなった時、色々考えられます、水分で指がふやけた場合、むくんでいる場合、通りがキツくなってきます、その場合、ヤスリ(丸い)などで削る方法とかグラインダーで指穴を広くします、ごそごそにならない程度にです、たまにゆるくなってきたらテープなどで調整します、ヤスリの時、仕上げは細かいサンド(紙)ペーパーで仕上げてゆきます、その場合には構えてみて落ちない程度が丁度良い、余り削り過ぎないようにしないといけません
,



inserted by FC2 system