よくある質問より
よく言われているのが経営者が職人を雇う時、ハサミと櫛をみるらしい、その手入れを状態をみるとわかるんだそうで、それだけ櫛とか
ハサミは重要なもの、櫛を手入れしていると毛の通りがよく、2工程もかかる刈り込みが一工程でできる、通りが悪いともう一度
通さないといけない、要するに時間がかかる、櫛が通ったら早くできて綺麗に仕上がる、櫛の手入れは敏感なもので鋭い仕上げを
したら頭皮に刺さる危険性さえもある、使いこなすことで良くなってくる、一般の方でもこれは簡単にでき、細いヤスリとペーパーさえ
あれば容易にできます、
櫛の手入れ法(先端部) |
櫛の通りはカットの良しあしを決めます、綺麗な仕事を生むのはこの櫛の手入れ、購入時ある程度の丸みができています、一般的な処理だけでもう一つ通りが甘い、始めヤスリとかペーパーで丸みを付けます、仕上げは細かいパフで行います、通りを調べて頭皮に尖る違和感が無ければ大丈夫です、後は使用繁度が増すに連れてしっくり通りことになります、あまり極端に削ると台無しになる場合がありますので初めは軽く削るように心がけた方が良いです、尖り過ぎた場合、中荒のペーパーへ真っ直ぐにこすりつけ先端部を四角にしてからもう一度同じ工程を繰り返します |
櫛の手入れ法(角櫛) |
角は生き物のごとく反ったりします、荒櫛等は影響は無いんですが仕上げ櫛、中荒などに見られます、まず少し熱い湯で反りを戻します、すぐに冷水をかけると反りは戻ります、湿度、暑さから来ることも多いのでなるべく熱のある近くへは置かないこと、あまり何回も続けると櫛が癖になるところもありますので注意したい、特にはアイロンの操作時は使用を避けること、専用ベークを使うようにしてください、大きく削ることはせず、まず大まかに丸めて置くことそれで使いながら徐々に慣らすようにしたほうがいいと思います、先の断面が四角い状態だったらすこし多めに丸めます |
櫛の通りが悪い |
べっ甲の先端処理(丸く)されている櫛が一番良いと思えます、高値が付いているので中々手が出ない、ほかに角、アメ等、これは無難なところです、安いものはベーク、アイロン櫛などベークは安くて良いんですが通りが悪い、先端をみてみて四角いものだったら丸める必要があります、他の櫛もよく調べてみる必要はある、アメの細い櫛、中荒などは通りがいいが熱により反ったりしやすいのが難点、仕上げ櫛等は細いが為、先端の処理が難しい、先がとんがり過ぎると地肌に刺さるようになり危険、仕上げ櫛はパフ、1000番ぐらいのペーパーでやったほうが無難でしょう、 虫メガネでみてある程度の先端部処理ができていたら必要は無いでしょう |
櫛の手入れ法 |
べっ甲などの高価な櫛など特に手入れは必要です、手入れといってもこれという方法は無いんですが櫛の先端の丸みをどうするかということ先端が尖りすぎても地肌に当たり、丸すぎてもよくありません、購入した時どれぐらいの通りがあるかが問題、昨今殆どが通りやすい丸みに仕上げてあるものですがタイプは角櫛、ベークライト、べっ甲と色々ありますが上手く手入れすると一番通りが良いのはやはりべっ甲でしょう、一番通りが今一なのがベークライト、でも安価で購入できます |